多年草

アスチルベ

アスチルベ

学名

Astilbe

園芸分類

ユキノシタ科 アスチルベ属

草丈

40~60cm

特徴

日本に自生する多年草で、園芸品種も多く見られます。
株元から長く伸びる茎の先に小さな花をびっしりとつけます。
花は初夏に咲き、白、藤色、ピンク、赤など色が豊富です。
開花期間は長くありませんが、繊細で涼しげな葉が地面を覆うように茂るので、まとめて植えると優れたグランドカバーにもなります。
華やかさはありませんが落ち着いた野生味のある植物で、草姿も美しく和風洋風どちらの庭にもよく合います。

アスチルベの育て方

耐寒性、耐陰性に優れ病害虫にも強い、丈夫で育てやすい植物です。
日当たりから半日陰の、水持ちのよい有機質に富んだ場所に植えるとよく育ちます。
あらかじめ腐葉土や完熟堆肥をすき込んでおくとよいでしょう。
極端な乾燥を嫌うので、寒冷地以外では西日を避け半日陰などに植えた方が無難です。
株を充実させるには、花後種をつけないように花茎をカットしてやります。
寒さに当たらないと花芽がつかないという性質があるので、暖地では花数が少なくなりがちです。
鉢植えなどの場合は外で越冬させて寒さに当ててやりましょう。
地植えの場合は3年に1度は植え替えや株分けをして株を更新させると花つきがよくなります。株分けの際は、3~4芽以上残すようにしましょう。

木の根元でもよく育つ

7月中旬、満開に‥

自然風の庭によく似合う、素朴な花