多年草

アニスヒソップ

アニスヒソップ

学名

Agastache foeniculum

園芸分類

シソ科 カワミドリ属

草丈

60~120cm

特徴

別名ジャイアントヒソップ、アガスターシェ。
北米原産の大型のハーブの仲間で、国内に自生するカワミドリはこの近縁種に当たります。こぼれ種でもよく増える、暑さ寒さに強い丈夫な宿根草です。
直立する茎が分岐し、先端に小花を穂状につけます。ポピュラーな花色は薄紫ですが、他にも濃い紫(ブラックアダー)や白(ハニービーホワイト)などの園芸種があります。
花は夏から初秋にかけて長期間咲き続け、蜜を吸いに蜂や蝶などの昆虫がよく集まります。葉にアニスの種の香りがあり、ハーブとしてお茶やポプリなどに利用されることもあるようです。
大型の宿根草なので、ボーダー花壇などの後方に向きます。縦のラインを活かして、大型のグラス類(イトススキ)などのそばに植えると映えます。

アニスヒソップの育て方

日当たりが大好きです。日陰だと徒長し、支柱なしでは倒れやすくなってしまいます。できれば1日中日の当たるような場所に植えてやりましょう。がっちりとした株に育ち花つきがよくなります。ただし暖地では夏の強光で葉が褪せることもあるようですから、夏の西日は避けた方が無難かもしれません。
水もち、水はけのよい肥沃な土を好みます。植え付けの前に、堆肥などを十分に鋤き込んでおきましょう。
放任していても草姿がまとまりやすく手のかからない植物ですが、花がらは取り除くようにします。脇芽が伸びて繰り返し花を咲かせてくれます。
強い耐寒性があります。ちなみに冬氷点下20℃になる我が家の庭でも、無事に越冬しました。

斑入りミズキを背景に‥

藤色の花は、よく庭に調和する

7月下旬の頃