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花咲か日記

2012年10月18日

故郷

父の法事でしばらく帰省していました。遠く離れた故郷は美しく、優しく、とても長閑でした。

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滞在中は秋晴れの続く好天に恵まれました。

空一面に広がるうろこ雲を見ながら、広角レンズを持って来なかったことを少し後悔。
 



初めて北海道に来たときは、その広大な自然の美しさに圧倒されたものでした。 自然だけじゃない‥。

どこまでも続く広くて真っ直ぐな道や、美しい白樺並木。
ナナカマドの真っ赤に色づいた実や、天に向かって伸びるクリスマスツリーのようなトウヒ類。
何もかもが新鮮で、洋風家屋の立ち並ぶ街並みに異国情緒さえ感じたものです。

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北海道へ移り住んで18年。

いつの間にかその広大な風景にも慣れ、見慣れていたはずの瓦屋根や鬼瓦、日本庭園などを見てドキリとするようになりました。

美しく手入れされた松やツツジ。
池にかかる石造りの橋。

無駄のない簡素な美しさというのでしょうか。
静かな感動がひたひたと押し寄せてくるのです。
 
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昔、気に留めることのなかった柿や南天。

見つけると、思わずレンズを向けてしまいます。

これも北海道で見ることができないものだからかな‥。

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塀瓦の上から顔を出すムラサキシキブ。

一部だけが赤く色づいた落葉樹。



 
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湯築城跡の大きな柳の木。
 
公園の中にある、小さな祠。 




 
 
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街中を走る坊っちゃん列車。

道後公園の外堀で寛ぐアオサギ。




 
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季節外れの睡蓮の花1輪。

池の縁のシダ。





 
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夕暮れ間近の秋空。

西日に燃えるケイトウ。
 
 
 
 
 
 
故郷で、心の赴くままに撮った写真を並べてみました。

年老いた母は思いのほか元気で、ちょっと安心しました。
私が北海道に戻る前日の夜、明日は友だちとの約束があるからと お弁当の下ごしらえをしていました。
鼻歌を歌いながら台所に立つ母を見て、なんとも言えない幸せな気持ちになりました。

お母さん、元気でいてね。いつまでも、いつまでも。 
 
 
 
 

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コメント

こんばんは!お久しぶりでした。以前三石から来て庭を見せていただいたものです。
ご実家は坊ちゃん縁の地でしたか。私は実家が倉敷なのでなんか親近感湧きます勝手に。ナンテンはいいですよね。北海道にないものに目が行くのわかります。
また来シーズンは美しい庭と写真期待してます。寒いので調気温差で体調くずされませんように

法事で かえっていらっしゃったのだ〜
キンモクセイの 香りが満ちてましたか?

暑いくらいのよいおてんきでしたかしら、、
今日は台風の影響で 大雨みたいですよ、、
よかったですね〜

おまささんの 切り取られた風景はみんな
どきっとするほど 美しいわ〜
まさに「日本の秋」と いえる、、

鼻歌をうたって お弁当つくっている おかあさま
まだまだ ずう〜と お元気ですよ、、
かえってきた娘から また パワーをいっぱい充電
してもらったことでしょう〜

achi 様
こんばんは~。お久しぶりです。
倉敷、いい所ですよね。
瀬戸内海括りで、同じ仲間になりますね。^^

帰宅してすぐにまた風邪をひいてしまいました。
今はマスクをして 庭仕事を頑張っています。
R1効果、低下しちゃったかなぁ‥トホホです。

かたなんけ様
そうなんです。父の三回忌でした。
ギンモクセイを見ました。
香りは強くありませんでしたが、クリーム色の花が綺麗でした。

「日本の秋」ですか?ありがとうございます。
美しいなぁ‥と感じたら、即パシャ!
でも感じたままの風景を映し出すことって、案外難しいんですよね。
苦労しています。(笑)

母を見ながら、私も元気でいなくっちゃと改めて思いました。
子供達のためにもね!

愛媛は如何でしたか。北海道の自然感覚に慣れてしまうと、四国は別世界に見えることでしょう。
死んだ親父が香川、母方の祖母が四国、知人の医者が新居浜出身、もう一人の知人の医者の祖母が香川と結構四国に縁が有ります。 若い頃足摺岬まで旅行した思いでもあり。
最後はお遍路さんで、伊予の松山を歩いてみたいですね。四国は今は最高の季節かな。
 畑仕事をしていたら、電線に若いツバメのツガイ。新婚旅行ちゅうかな (^-^)

茜ちゃん様
足摺岬、懐かしいです。
青い海に複雑に入り組んだリアス式海岸と切り立った断崖‥。
穏やかでのっぺりとした瀬戸内海とはまるで雰囲気の違う風景でした。
足摺岬の手前に宇和海海中公園(鹿島)という所があるのですが、
これがまたいい所でして‥。
若かりしときは、時々シュノーケリングを愉しんでいました。
帰る所(故郷)があるというのは、幸せなことですね。
子供達の故郷は、ここ北海道。
故郷を守ってやらなきゃなぁ‥と改めて思いました。

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