マガンの子
覚えているでしょうか?
春に、群れと一緒に 北に渡ることの出来なかった3羽です。
傷ついて飛べなくなったオオハクチョウと、まだ小さかったマガンの子。
3羽は、今も変わらずいつも一緒です。
ただ、マガンのくちばしの付け根はすっかり白くなり ずいぶん大人びてきました。
秋も深くなり、北からの渡り鳥を見る機会が増えてきました。シベリアで夏を過ごしたマガンやヒシクイは、厳しい冬を迎える前に日本に南下。
中継地として飛来した北海道で、疲れた体を休めます。長都沼にも、春に旅立ったヒシクイやマガンが再び姿を見せるようになりました。
風にのって聞こえてくるマガンの群れの鳴き声。
それまでハクチョウとのんびり寛いでいたマガンの子は、声の方を食い入るように見つめ、応えるように小さな鳴き声を上げ始めました。ハクチョウのすぐそばで‥。本当に小さな小さな声で‥。
うえ~ん。なんだか、泣けてきます。
その小さな鳴き声が、群れに届くことはないのかな‥。 切ないなぁ。
群れが本州に渡っていく前に、奇跡が起きないかなぁ‥。
コメント
あるじゃ at 2010年10月13日 07:01
北の大地に生きる、マガンや白鳥…。
それをひっそりと見つめる、おまささん…。
うぇーん、私も泣けてきました~。
こちらでは決して見ることの出来ない、美しく、そして、ちょっとせつない情景を届けてくださって、ありがとうございます!
おまさ at 2010年10月13日 13:58
あるじゃ様
マガン達にしてやれることは何もなく、
ただじっと見守るだけ。
切ないです。
この子達に負けないように、私も頑張んなきゃなぁ‥。
って、ここに来る度 そう思うんですけど、
何故か長続きしないんですよね‥。
ダメな私。
カタナンケ at 2010年10月13日 22:56
この真ガンの子は どこが悪かったのかしら、、
小さすぎてとびたてなかったのかしら、、
そしたら今度はいっしょにとびたてるかも、、なのかしら、、でもそうすると
おおはくちょうとの 別れになるのね、、
いずれにしても はらはら切ない光景ですね、、
まさに ドキュメンタリードラマだわ〜 ううぅ、、
カタナンケ at 2010年10月13日 22:57
あっ 足がけがしてたんだっけ、、
あつこちゃん at 2010年10月14日 19:02
マガンの子とオオハクチョウの寄り添う姿に・・
グッ・・・(TT)
渡り鳥を見つめるマガンの子の瞳が悲しげで・・
切ないですね
これから冬になりますが、どうか3羽が無事に春を
迎えられますように・・・
おまさ at 2010年10月14日 20:23
カタナンケ様
どうしてこのマガンが長都沼で夏を過ごすことになったのか、
私には分かりません。
親とはぐれてしまったのか、親にアクシデントがあったのか‥。
外見からはマガンに問題があるようには見えませんが、
どこか悪いところがあるのかもしれません。
マガンとハクチョウが助け合うように寄り添って
ひと夏を過ごしました。
どんな形になるにしろ、3羽の無事を願わずにはおられません。
しんみり‥。
おまさ at 2010年10月14日 20:33
あつこちゃん様
そうなんです。
じっと群れを見ているマガンを見ていて、
思わず胸が詰まってしまいました。しくしく。
3羽とも無事に冬を越して欲しいです。
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