クリスマスの日に
何かを見たとたん、急に思い出が「わっ」と押し寄せてきて泣けてしまう‥そんな経験はないでしょうか?左のティーカップは、おまさにとってそういう類の代物です。
ヒゲ君(夫)専用のこのカップは、満身創痍。持ち手は取れ、カップ自体はパリンと真っ二つに割れてしまっています。でも、一見するとそんな風には見えないでしょう。
亡き夫は 物を大切にし、しかも たいへんに器用な人でした。この写真のカップも、彼が丁寧に接着剤で直したものです。
修理したカップで、夫は毎日お茶を飲んでいました。
夫が亡くなってしばらくした頃に、開けた扉から茶渋の付いたこのカップを見つけたことがあります。胸がいっぱいになって、涙が溢れ出して、慌てて扉を閉めました。
今日は、このカップを丁寧に洗ってやりました。ピカピカになったカップは、新品のように見えました。
「長い間、放っておいてごめんね‥」
コメント
まさ♪ at 2008年12月25日 19:35
おまささんのご主人のお人柄が
このカップに詰まっているようで涙が出ました。
おいしい紅茶?コーヒーをカップいっぱいに注いで
身も心も温めてくださいね。
ジャニーギター at 2008年12月25日 21:45
ちょっと、せつない話ですね。
ティーカップは、ホントに新品に見えますよ!
私の場合は、何が残るのかな?
やっぱり、ギターかな・・・・。
人は、泣くことによってストレスも解消できるということですから、想い出の品を大事にされるのは大切なことかも知れません。
カタナンケ at 2008年12月25日 23:00
さきほどまでテレビで 心に残る思い出の歌をやっていて わたしはどの歌が好きかしら、、と 想い出していたら ああ、、あれだ 「会いたい」、、
そう思ったら 昔歌っていた本人沢田 知加子さんがでてきて びっくり! そして歌を聴きながら
おまささんを想い出していたのよ、、
「海に連れてってくれるて いったじゃない、、」
「いっぱい映画をみるっていったじゃない、、」
「会いたい、、」 涙がでちゃう、、
おまさ at 2008年12月26日 01:02
まさ♪様
お久しぶりです。
コメント、とっても嬉しかったです。
まさ♪さんの言葉で、心が温まりました。^^
おまさ at 2008年12月26日 01:08
ジャニーギター様
新品に見えますか?
あぁ、よかった。
夫の残してくれた物は、いっぱいあります。
目に見えるものも、そうじゃないものも‥
大切にしていきます。
おまさ at 2008年12月26日 01:16
カタナンケ様
息子に「お父さん、どうしているかなぁ‥」ってつぶやいた後で、
「私、馬鹿みたいだね。」って言ったら
息子は「なんで?全然馬鹿みたいじゃないよ。」って言ってくれました。
ジーンと目頭が熱くなってしまいました。
夢見る夢子 at 2008年12月26日 20:11
素敵なカップで何かを飲んでいらっしゃるご主人の姿 思い出すのは暫らくはお辛い事でしょうね~!
でも、落ち着いたら ご主人のこと思い出す度に懐かしんでお話する事って 素晴らしいことだと思います。
仏教で言う”御供養”になるのでは~?
何時までも 忘れられない存在だからですよね。
歴史上の偉人だったら ずーっと名前を出してもらえるでしょうけれど、 普通は家族が思い出すのが殆んどですよね~。 どんどんお話に出してさしあげればいいと‥‥
まるで 宗教家のようになってしまいました。 (^^ゞ
私 そう思うんです。
おまさ at 2008年12月26日 22:49
夢見る夢子様
そうですね。
今は夫のことを思い出して、穏やかな気持ちになることの方が多い気がします。
カップを洗っているときも、とても静かな心持ちでした。
このホームページを作るきっかけは、「夫の生きた足跡を少しでも残したい」という想いでした。
彼の撮りためた写真を、形にして残したい。
あの人と一緒に歩いた場所を、留めておきたい。
O君や娘のおかげで、願いが叶いました。
ヒゲ君の写真は今、たくさんの人に見ていただけるようになりました。
おまさも自分なりにがんばりました。慣れないPCに、カメラ。苦手な文章を書くということ。
なんとか今でも続いているのは、夫が知らない間にパラパラと
種を蒔いておいてくれたからなのだと 今頃になって気づいています。
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